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活用校の声

算数で考える力を培う授業を

群馬県・東吾妻町立岩島小学校の声

 2008年4月の下旬、まだ桜の花びらが舞い、道ばたには黄色の水仙が咲き誇る群馬県・吾妻郡にあります東吾妻町立岩島小学校をご訪問しました。
 岩島小学校は平成14年、文部科学省の学力向上フロンティアスクールの指定を受け、以来現在に至るまで算数の授業力向上に努めてこられました。2007年度の校内研究テーマ「算数科における豊かな発想力と考える力の育成~副教材の活用事例研究を通じて~」を進められる中で、当機構の「アイテム」算数をご導入頂いております。研究の概要、研究方法を始めとし、各学年での授業実践例を資料としてご提供いただきました。その一部をこのコーナーでご紹介させていただきます。

群馬県・東吾妻町立岩島小学校

岩島小学校HP → http://www5.wind.ne.jp/iwasho/

学校長 田村 太郎先生のコメント

 どの教科でもいいかと思うのですが、本校では「算数」において、子どもたちが自信を持てるようにしたいと考えています。本校は、算数授業で考える力を養うことを目標に1年間指導を行ってきましたが、児童が子ども同士で学び合い伝えあう中で、自己表現力や論理的思考力がともに培われてきました。授業を見ると分かるのですが、各学年ともそれぞれの先生方が本当に授業展開には工夫を凝らしていると思います。先生の発問の仕方によって、授業は大きく変わりますからね。どんな問題が副教材に載っていても、それの問題をどのように先生が扱うかが大切だと思っています。

学校長 田村 太郎先生

研究主任 田中 充弘先生のコメント

 複数年に渡り研究を重ねておりますので、子どもたちの意識の中に変化が生じていることは確かです。しかし同じ算数であっても低学年、中学年、高学年によって抱えている問題は異なります。毎年その学年によって個体差がありますから、研究のテーマとして掲げたことを全ての子どもに対して浸透させることが難しいこともあります。考える力、柔軟な思考力の育成の伸長と裏腹に、どうしても授業で遅れがちになる子ども、きめ細かな指導が必要とされる子どもに対して、どの様にどの程度の指導をしていくことがよいのかは、指導者にとって長年にわたる課題だと思っています。

研究主任 田中 充弘先生

研究に関する資料 
テーマ「算数科における豊かな発想と考える力の育成
 ~副教材の活用事例研究を通して~ 」

編集後記

 「このような指導方法や授業展開の工夫で、子どもたちの学力を向上させることが出来るという事実を知ってもらえたらと思うのです。」という田村校長先生の言葉が印象的でした。「全国の小学校に元気になってもらうために、少しでも参考になることがあれば是非使って下さい。」という岩島小学校のご厚意により、当機構HPに研究資料を掲載させて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。有り難うございました。

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