「i*tem」算数4年活用レポート
一斉授業の課題の後で、「アイテムをしてもいいですか?」の声が
「アイテム」を一斉(T.T.)授業や単元を学習した後の補習で活用させていただきました。子どもたちは最初、「アイテム」を手にしたときは難しく感じていたようですが、取り組んでいくうちに難しい問題にも挑戦しようという意欲が出てきたようです。
1.
各小単元が4部構成になっており、児童個々の学力に応じて取り組むことができました。基礎から発展へ進んでいくうちに、難しい問題にも挑戦して解けた喜びが児童の感想に表れていました。
「アイテム」は授業で習ったところの復習になって、とても良かったです。中には授業でしない「アイテム」にだけ出てくる問題もありました。そこも楽しかったです。「アイテム」は、よくわかるように書いてありました。まだ習っていない問題も考えてみるとだんだん分かってきました。「アイテム」のいい所は、わたしはすぐ「めんどうだな。」と言ってしまうけど、楽しいからどんどん進んでいけるところです。これからもがんばっていきたいです。
―児童の感想文よりー
2.
「導入・練習しよう」「たしかなものにしよう」は、学習内容が定着しにくい児童に とっても理解しやすいようになっていました。それは、テーマの部分に学習内容の基礎を考え方とともに提示してあり、少ない練習問題で確認するようになっているから です。特に「考え方」の部分に無駄がなく、児童の思考をうまく導いており理解しやすかったです。
3.
思考力や応用力をつける「考える力をつけよう」「発展させよう」は、全ての児童が解くことはできませんでしたが、理解力のある児童にとっては、解決意欲を喚起させる問題が多くありました。多様に考え解けた喜びが次の意欲につながっているようです。
4.
「授業でわかる」のコーナーは、授業を想定した形で書いてあり、挿絵の先生と子どもの絵に表情があり、一緒に勉強を進めていく気分にさせてくれます。
5.
「スペシャル・アイテム」の「4つの4」や「小町算」は、解くのにずいぶん時間がかかっていますが、児童が感想に「小町算などの習っていないところをやってみると、みんなより頭が良くなってきているようで、とても楽しかったです。」と書いているように、普段の授業とは視点を変えた問題で、意欲のある児童にとっては興味をそそられました。
6.
「まとめの問題」「各分野の総合」「4年のまとめ」が100点満点のテスト形式で入っていて、定着状況を評価したり、躓きを確認したりすることができました。
7.
一斉指導の課題が速く終わった児童から、「『アイテム』をしていいですか?」という声が聞かれるぐらい、一人でも取り組めるように構成されているので、問題解決への意欲が増しました。