「アイテム」算数4年 活用レポート
単元を全て終わった後に、定着を図る目的で使用
本校は学校図書の教科書を使用し、学習を進めています。1学期は次の6つの単元を学習しました。1.大きな数、2.円と球、3.わり算、4.1けたでわるわり算、5.しりょうの整理、6.角 です。
基本的に教科書を中心に学習を進め、毎日の課題として計算ドリルとプリントを行っていきました。「アイテム」は、単元を全て終わった後に、個人個人で定着を図ることを目的として使用を進めました。このような使用を行うことになったのは、教科書の進行状況と「アイテム」の構成が違ったためです。具体的に説明をしますと「大きな数」の学習で教科書は、1時間目に億、2時間目に兆、3時間目に整数の構成、4時間目に10倍や100倍などを学習することになっています。しかし「アイテム」では、練習しようから全ての学習内容が入っており、全児童が理解するのは難しいと判断したために、先のように単元終了後に使用をしました。しかし「大きな数」は、学習時間が短かったため、復習をするにあたり、習熟度別に行うことが容易で、児童一人一人に有効に学習を進めることが出来ました。「円と球」「1けたでわるわり算」についても同様に行うことで効果的に学習を進めることが出来ました。
しかし「しりょうの整理」では、教科書の難易度に比べ「アイテム」の方がかなり難しく、効率よく進めることが難しいと思いました。ただし「アイテム」の内容は、同じデータであっても見方を変えれば整理の仕方が違うということに気づかせる上で非常に考えられており、個人的には好きです。
また「角」では、学習時間が少なくなったことを受けて、夏休みの補充学習に使用することにしましました。ていねいに進めることができ、学習理解に役に立ちました。
他にも下の方にある計算練習は、授業の開始5分でするのに役に立ちました。来学期は、計算練習のページを有効に活用するために専用のノートを用意するなどし、繰り返しできるようにしていきたいと考えています。また、「アイテム」の内容と教科書の進度等を見直し、さらに有効に活用できるようにしていきたいと考える。
最後になりましたが、途中にある「授業でわかる」や「スペシャルアイテム」はおもしろく、児童の算数への関心・意欲を高めるのに役に立っていると考えています。